大英図書館

大英図書館はなかなかすばらしい所です。

外国人でもちゃんと入館証を作ってくれて、中の図書などいろいろなものを見ることが出来ます。ただ、最初入館証を作ってもらう時がちょっとたいへんで、大英図書館の中で何を見たいのか、利用したいのかちゃんとはっきりさせないといけません。その辺の図書館で見られるようなものは、駄目です。

でも、例えば、古い新聞とかその辺の図書館にないものがあるのが、大英図書館なので、わざわざそこに行きたい人には、この条項は問題になりません。

問題は現住所を英語で証明しなくていけない所。
日本で出している書類で現住所がアルファベットで乗っているものってなかなか無いんですよ。私が唯一思いつくのが、国際運転免許証。パスポートの現住所を書く欄は手書きだから駄目なんだそうです。

私が4年ほど前に行った時は、現住所の証明は出さなくて良かったので、所属の証明と云うことで、大学から英文の在学証明を出してもらって行きました。なんの問題もなく、カードを作ってもらいました。

ところが、昨年行った友人はその現住所を提示しなくてはといわれ、大変だったらしいです。

ということは、おいておいて。

久しぶりに大英図書館のホームページを見に行ったら、大幅に改訂されていて、なかなかおもしろいものを見つけました。英国をいろいろ記録しておこうという感じのコーナー collect britainです。

昔の地図とか、昔の雑誌の絵とか、昔の風景画なども見られます。
私は自分の研究対象の、19世紀初めのロンドンの地図が見たくて、以前大英図書館に行った時に、地図を探し、コピーしてもらったものが部屋に這ってあります。おみやげとしてディケンズのロンドンとかいう地図は売っているんですが、鉄道の駅が出来る前と後では全然違います。こういうのもネット上で見られます。

今回英語の勉強にも使えるかもと思ったのは、方言。
なんといろんな地域人に方言を集めるという目的の元インタビューしたものが、聞けるんです。
http://www.collectbritain.co.uk/collections/dialects/

英国は地域地域の方言がなかなか強くて、BBC英語みたいなのは聞き取りやすいんですが、それ以外は聞き取りにくいことが多く、一言も分からなかったことすらあります。一言ってis とかareとかすら分からないって事です。
これは衝撃でした。英語の教材では方言にはなかなかお目にかからないので、こういうのを勉強する機会は滅多にありません。勉強、という意味ではちょっと違うかもしれませんが、。。

残念なのはスクリプトがないこと。無いので、なれるまで何言っているんだか全く分かりません。
おもしろいのは、ちゃんとこの人の発音の特徴が、まとめてある所。文法の間違い、というか崩れも指摘されています。生きた英語という意味ではとても、おすすめ。