4歳児の死についての認識

身近に不幸があった。4歳になったばかりの息子も、仮通夜から葬儀までを経験した。

息子は今までも、言葉としては「死ぬ」というのは知っていたが、理解はしていなかったようだ。今回の出来事を通して、ある程度の認識は出来てきたらしい。さっきまで動いていた人が、全く動かなくなり、冷たくなり、焼かれて骨と灰になる、という現実を。

まだ、戦いごっこの延長で「死ね」とか言葉を使ったりすることもあるが、(そういう時は、強く注意しているが、なかなかやめられないようだ)、簡単に使っていい言葉じゃ無いという認識も少しは出来たような気がする。

先日急にこんな事を言い出した。

「あのねー。ぼくさみしいからねー。しむときはねー。おかあさんとぎゅーぎゅーってしながら、しみたい」と。

(「しむ」、とか「しみたい」とかは「しぬ」の言い間違い)

けっこう、どきっとした。

分かっているじゃないかと、思った。子供の理解力はバカに出来ない。


最近ますます甘えん坊になって、べたべたくっついてくるのは、このせいかもしれない。