英語の文法

私は実は英語の文法がとても苦手だ。

英語教師もやっているのに、英語の詩の分析なんかやっているのに。
自分で分析するのも何だが、ちゃんと大学受験で受験勉強とかで文法をやらなかったのが原因だと思っている。
高校で英語専科に入り、下手に英語だけで書かれた教科書を使い、数学と理科の授業の変わりに、普通の英語の授業だけでなく、英米文化講座だの、英国人の 先生の授業だのがあったため、そこそこ英語も読める史記ケルンだけど、文法力は育たなかった。受験も推薦入学で小論文書いただけで英文科に言ってしまっ た。

大学に入ってしまうと、文法の授業などろくな物ではない。
しかも、そのころの私はひたすらクラブ活動に明け暮れ、成績は最低。

そのため文学研究をしようという段になって、文法の知識というか、基本的な英語知識がまったくないことに気が付き、とても苦労した。というか今もしてい る。

TOEFL とか受けてもリスニングのセクションと、リーディングのセクションの点数はいい線行っているのだが、文法の所の点ががくっと低い。

こんな私でも、普段読んでいる英語新聞だとか、論文だとかは読み飛ばしているし、辞書を引け場、全部出ているので、問題は起こらない。しかし、英語を格 段になると正確に覚えていないとかけない。
教える時も困る。
そこで、最近になって始めて文法というのをまじめに取り組もうと思った。

始めようと思った物のまず、自分の文法知識がどこが欠けているのかが、分からない。
そこで、役に立ったのが、ALL in One Exerciseという本だった。

これはAll in oneという、

一つの例文の中にたくさんの重要事項（文法事項、必要単語、イディオムなど）を詰め込んでなるべく少ない例文で、必要事項を覚えてしまお うという趣旨の物に作られている本で、その本を出している所が、解説がとても詳しい練習帳を作ってくれたのだ。
この問題が結構難しい。この問題で分からないところが、私の文法の弱いところと言うことになる。

この本以外はEnglish Grammar in Useという本で
これはCambridge UPからRaymond Murphy という人が出している本だが、文法書＋練習帳として大変定評のある物だ。英語で英語の文法を理解する方が日本語を挟むより、結構すっきり分かる。

ただ、これで覚えてしまうと自分が授業をするときに困る（文法用語が日本語で分からないと困る）のでForestという文法書も使っている。

桐原書店か ら出ているが、文法書としてはめずらしくよく売れているらしい。

これらを使って文法事項に取り組んでいるが、もともとが嫌いなんだろう。なかなか覚えられない。時々、今の大学院にどうやって潜り込んだんだろう、私って、と考えてしまうことがある。本当にストレートに大学から院に上がってきた人とか、とんでもなく英語が出来るんだ。

この前も、本屋で大学受験用の英語の問題を見たら、びっくりするぐらい難しかった。

「勉強しなくちゃ」とまた心を新たにしました。