Nicholas Roeの講演
先日Nicholas Roe教授の講演を聴いた。合計4会場で講演があったが、その中の2会場をハシゴした。本当は追っかけ状態で4会場全部行きたかったが、一つは京都で、一つは夜の講演だったのであきらめた。
Nicholas RoeはスコットランドのSt. Andrews大学の教授だ。
英国ロマン派を中心に研究しておられ、著作には
Romanticism: An Oxford Guide (Oxford Guides)
Samuel Taylor Coleridge and the Sciences of Life
Keats and History
John Keats and the Culture of Dissent
The Politics of Nature: William Wordsworth and Some Contemporaries
Wordsworth and Coleridge: The Radical Years (Oxford English Monographs)
Fiery Heart: The First Life of Leigh Hunt
等がある。
今回は最近のリー・ハント研究の成果という感じで、リー・ハントがらみの物がほとんどの様だった。とても聞き取りやすい英語で、著作から受ける印象とは全然違った。
彼の研究は新歴史主義といわれる手法のもので、その時代(この場合はイギリス・ロマン派、つまり18世紀末から19世紀初め)の第一次資料にあたり、その作品の後ろにある背景を探るというもの。
そういう内容のため、もっと堅い感じの人だと思いこんでいた。
とても気さくな感じで、それぞれの質問にも丁寧に答えていた。著作を持ってきてサインをしてもらっている人もいて、「あ、しまった、私も持ってくればよかった」とちょっと後悔。
でも、ミーハーにも一緒に写真とってもらった。(ほほ)
こういう研究がしてみたい物だ。