ラブソングができるまで

ようやく成績付けなど一息ついて、来年度教科書決めに苦しんでいる今日この頃。
ではあるが、すこし心の余裕ができたので、ためておいた映画を見ることにした。とりあえず見たのはこれ。舞台はアメリカだが、ヒュー・グラントが出ているので英国英語も聞ける。ヒューはアメリカ発音を学んでアメリカ人の役をやる気はさらさら無いらしい。(以前、どこかのインタビューで言っていた)だからどこが舞台でも英国人の役をやっている。

ラブソングができるまで 特別版
ラブソングができるまで 特別版


これ、最初に80年代のMTV全盛期のアイドルグループのビデオクリップを意識したというか、もろそのものという感じの映像が流れる。
いやー、すごいです。なにかいけない物を見てしまったような、罪悪感と共に笑いがこみ上げてくるという代物。

まあ、まさにヒュー・グラントのファン層自体がこの年代だということなんでしょうが、引きつり笑いすること間違いなし。

ストーリーとしてはいたってシンプル。
20年前、アイドルグループのキーボード件ボーカルだったアレックスことヒュー・グラントは、遊園地や同窓会の余興で昔のファン相手に当時の歌を(ぴちぴちパンツで腰を振って!!)歌って暮らす日々。自分自身嫌気は差しているが、、、。そこに沸いてきた歌姫からの曲提供の依頼。これを物にすれば復活できるかも。しかしメロディはいいが詩を作るのは大の苦手、そこに現れたのがソフィー事ドリュー・バリモア。二人でお互いの過去を語りながら、曲を仕上げている打ちに愛情が芽生え、、、。

ヒューはなかなかいいおじさんぶり。これの前の作品あたりでかなり顔が崩れたなと思っていたが、これは未だにキャーと言う声援を受ける元アイドルって感じに仕上がっている。ピアノを弾いたり歌ったりする場面も沢山あり、当時の雰囲気をよく出したオリジナルソングがいい出来だ。

作曲が得意で曲の方が大事だと思っているヒューと、詩は大切だといっているソフィーの会話。

Alex: It doesn't have to be perfect. Just spit it out. They're just lyrics.
Sophie: "Just lyrics"?
Alex: Lyrics are important. They're just not as important as melody.
Sophie: I really don't think you get it.
Alex: Oh. You look angry. Click your pen.
Sophie: A melody is like seeing someone for the first time. The physical attraction. Sex.
Alex: I so get that.
Sophie: But then, as you get to know the person, that's the lyrics. Their story. Who they are underneath. It's the combination of the two that makes it magical.